社員の健康リスクと企業の損失の関係
ー社員の健康リスクが上がると生産性は低下するー
社員の体調不良による企業損失は、一人当たり年間76.6万円。
その内、ケガや病気による欠勤(=アブセンティーイズム)による損失コストが3.6万円なのに対し、
出勤はしているけれども体調が優れず生産性が低下した状態(=プレゼンティーイズム)による損失コストは73万円です。
プレゼンティーイズム、即ち
「労働生産性低下」による経済的損失は
中小企業における1事業所あたり
年間2,004万円 と推計されています。
(横浜市と東京大学政策ビジョン研究センター2017年度に行った調査より)
社員のヘルスリテラシーの向上と
メンタルヘルス管理によって収益をアップ
―仕事のパフォーマンスをアップさせる体と心づくり―
少子高齢化、生産年齢人口の減少という日本の社会の現状からみても、
限られた人員でいかに生産性を高めるか
従業員一人一人が健康で
やりがいを持ち活き活きと働くことができる、
そんな環境づくりが今、企業に求められています。
「経費」ではなく、攻めの健康経営のための「投資」として捉え、
社員の心身の健康と躍進のための取り組みを検討されている企業様に向けたサービスのご紹介です。
瞑想中の脳では
DMN(デフォルトモードネットワーク)という領域に血流が増加します。
思考が止まっている(何も考えていない)ときにこそDMNが活性化し、記憶や思考が整理され、
記憶の再構築やひらめきなどの体験が起きやすいことがわかっています。
また、DMN以外に
「気づき」や「共感」に関係する前部島皮質、
「集中力」を司る背外側前頭前野も、瞑想によって活性化されます。
図1 瞑想中の脳
ー瞑想で脳を鍛えるー
危機的状況下の「未知への怖れ」によって、
人間には「戦うか、逃げるか」を瞬時に選択し行動するための「闘争・逃走・麻痺」といった反応が起こります。
原始的な世界で生きていくために、生物学的に、本能的に必要な働きとして起こるストレス反応ですが、
現代社会における高ストレス下でも同様の反応が起こります。
人が危機にさらされたとき「扁桃体」に血流が集中し、強い恐怖、不安、怒りを感じる、
恐怖や不安、怒りがあるという認識によって、更に興奮が増すような悪循環の状態を
「扁桃体ハイジャック」とも呼びます。
「扁桃体」の興奮を抑止するのは「前頭前野」です。
マインドフルネス瞑想は「前頭前野」の注意コントロール機能を高めます。(図2参照)
前頭前野の機能を強化しておくことは
危機的状況下、高ストレス下においても、自身の感情に振り回されず、冷静に、客観的に判断する能力や、
前向きかつ建設的に対応できる知性を高めることに繋がります。
(図2 瞑想で脳を鍛える)
ティク・ナット・ハン (「マインドフルネス」の生みの親)
1926年ベトナム中部に生まれ。
16歳で仏道に入り、ベトナム戦争中は被災者や難民の救済を行う。
1966年に渡米してベトナム戦争終結の和平提案を行う。
詩や著作を通してアメリカ社会に禅を根付かせるのに貢献。
1982年に当時亡命中の南フランスにプラムヴィレッジ・瞑想センター(Plum Village Midnfulness Practice Center)を設立。そこでも避難民や政治的囚人、飢えに苦しむ人々など救済に尽力しながら、「マインドフルネス」という言葉で瞑想の指導にあたる。
“「今」ここに「心」を完全においていることを、
古来、仏教では「念(サティ)」といい、大切な行としてきました。
過去や未来に心をさまよわせず、今この瞬間に完全に集中して生きるとき、
私たちの中には深い理解と叡智、大いなる安らぎが生まれます。”
(ティク・ナット・ハン著 『和解 インナーチャイルドを癒す』より)
mumuksu yoga の「マインドフルネス研修」では、
禅の教えの学習とともに瞑想を実践。
人と人との繋がりや、自分を取り巻く環境をポジティブに受け止める力を養い、人や社会への貢献意欲、各個人に内在する可能性に目覚めるプロセスによって、受講者一人一人の自信、自尊心を高めます。
•感情がコントロールできるようになる
(怒りやイライラが収まる)
•心が安定し前向きになる
•集中力が高まる
•思考能力がアップ
•作業能力が向上する
•直感力が高まる
•疲れにくくなる
•よく眠れるようになる
•仕事が楽しくなる
•人生が変わる
•組織全体の生産性の向上
•作業効率の向上(残業時間の短縮)
•従業員のメンタル不調の予防・改善
•従業員の帰属意識、貢献意欲の向上
•社内全体における従業員同士の コミュニケーションが
良好になる
•新たな事業開発の促進
※実際の進行はこの限りではありません(ご要望や状況により調整いたします)
【研修の概要】
マインドフルネス瞑想
ボディ・スキャン
マインドフルネスヨガの実践
日常における実践課題
【期待する効果】
単価: 50,000円 / 時間(90分~120分程度)
4回セット: 200,000円 ~(1回90分~120分)
女性活躍推進法とは?
2016年に女性活躍推進法が成立し、労働者数301人以上の事業主に女性が活躍できる行動計画を策定・公表するよう義務付けられました。その後、2019年に法改正され、労働者数101~300人以内の事業主も2022年4月1日から義務の対象となっています。
(厚生労働省HP「[労働者数101人以上~300人以下の事業主の皆様へ]令和4年4月1日改正女性活躍推進法の義務化について」より)
働き方改革の推進により
「ワーク・ライフ・バランス(仕事と生活の調和)」 への取り組みは、
長時間労働に伴う健康障害や、仕事と育児・介護の両立、少子化への対応策として重要視されている一方で、
企業で働く女性においては
結婚や出産、育児、更年期といったライフステージごとの変化が男性に比べ大きく、
それらの女性特有の問題によって
「仕事が続けることができなかった」「キャリアアップをあきらめた」といった意見も少なくありません。
(平成26年度に内閣府が行ったアンケート調査より)
女性の場合、年齢ごとのホルモンバランスの変化による影響を受けやすく、
女性のおよそ80%にPMS(月経前症候群)の症状が現れると言われています。
2014年12月、ホルモンケア推進プロジェクトのアンケート調査で(35~59歳の500人の女性対象)
PMSが理由で「昇進を辞退した」女性は17%、
更年期の影響で「仕事を辞めたことがある」と答えた女性が17.2%、「昇進を辞退した」女性は50%にものぼります。
女性が管理職になるピーク年齢の35~50歳ごろは、ちょうど、女性ホルモンの波の変動や、潮目自体の大きな変化の影響を受けやすい時期(PMSや更年期の症状に悩まされる時期)と重なっていることが調査結果からも伺えます。
ー女性活躍推進が進む企業は利益率が向上するー
女性が自らの心身の状態を正しく理解しておくことで、
直面している問題への対策をとり、健康状態を維持する能力=ヘルスリテラシーが向上します。
ホルモンバランスを整えることで、
仕事の集中力、やる気、パフォーマンス、コミュニケーション力が向上します。
社内の対人関係が友好になり、パフォーマンスアップにより企業全体の収益アップにも繋がります。
女性役員が多い企業では、そうではない企業に比べ利益率がアップすること、
また、ワークライフバランスに取り組む企業の利益率は、何もしない企業の2.3倍に、
育児介護支援企業においては更に2.5倍と、女性活躍推進が進む企業は利益率が向上すること等がわかっています。
(平成24年度 女性活躍による経済活性化を推進する関係閣僚会議 経済産業大臣配布資料より)
※産休・育休明けの女性社員や、更年期世代の女性社員向けの研修等、ご要望に合わせて開催が可能です。
単発研修(1.5~2時間程度)
対象:全ての社員(男女ともに)
【研修の概要】
女性は各年代ごとに様々なライフイベントや心身の変化を感じるタイミングが多い。
女性特有のホルモンバランスに伴う心身の変化、起こりうる症状とその対処法について学び、
①ヘルスリテラシーの向上
②心の安定と自信
③キャリアアップへの意識に繋げる。
【予想効果】
単価: 50,000円 / 時間(90分~120分程度)
研修期間:4~6ヶ月間(1回/月開催の場合)
女性社員対象 ※実際の進行はこの限りではありません(ご要望や状況により調整いたします)
【研修の概要】
1~2回目
2~4回目
3~5回目
4~6回目
【予想効果】
単価:4回セット: 200,000円 ~(1回90分~120分)