「食事を終え 空腹は満たされた
私は誓う すべてのものの幸せのために生きようと
―中略―
どの野菜にも、水のひとしずくにも、パンの一切れにも、地球全体と太陽のいのちが含まれています。
一口食べるごとに、人生の意味と尊さが味わえます。」
ティク・ナット・ハン著 ブッダの幸せの瞑想 第2章 食べる瞑想「マインドフルに食べる」より
昨日のシバヨガチャンネルのライブレッスンでは
「食べる瞑想」のお話と
「前屈深める筋膜リリース」&「浮腫み改善マッサージ」のあとで
ヨガのポーズを行いました。
最後は、お飲み物だけになりましたが、
食べる瞑想の練習も、ライブでご参加いただいた皆さんと一緒に行いました。
ヨガの仕事を始めてから、それと並行して
看護師では老人ホームで夜勤専従のお仕事をしてた当時、
夕方17時前から翌朝の10時までの夜勤中、休憩がほぼ全く取れないまま、
翌朝に至るような忙しい勤務を過ごすと、
疲れ切った状態で正午位にやっと帰宅するけれども、
まだ頭は興奮しているのか眠くはなくて、
その代わり、貪るように食欲が暴走するとういうことが、度々ありました。
飢餓感と空腹感で、色んなものを食べるんですが、
食べても食べても満ち足りないというか、
お腹がいっぱいになったのかまだ空いているのか、
よくわからないまま食べ続けて、気が付いたら床で寝ていて15時くらいに目が覚める。
「そんな時は、美味しいものを、ちゃんと味わって食べるといいですよ」
本当に美味しいと感じるものを、味や、香りや、温度、舌触り、
よーく味わって食べることが、
あなた自身を取り戻すきっかけになりますから
と、臨床心理士の先生に教えていただいたので、
町田の商店街の仲見世商店街にある豆腐屋さんのお豆腐を、
夜勤明けに買ってきて、味わって食べました^_^
ストレスフルな状態では、
自律神経が交感神経興奮状態であるために食欲が増しやすく、
また、脳内には、快感や意欲に関係する「報酬系」と呼ばれる神経系があって、
エンドルフィンやドーパミンといった脳内快感物質によって活性化されます。
甘いものや脂っこいもの、味の濃いものは、脳内快感物質の分泌を増加させるため、
脳の仕組みからみて、ストレスフルな時ほど、
甘くて、脂っこい、ハイカロリーなものを
欲しやすくなることがわかりますΣ(゚Д゚)
脳が暴走しているような状態の時に、どうすればよいか。
「感覚」に意識を向けることで
脳に落ち着きを取り戻すことができます。
ヨガや瞑想では、呼吸と体に意識を向けることで、本来の自分を取り戻すきっかけになりますし、
「食べる」であれば、「味覚」に意識を向ける。
美味しいものを食べるって、幸せな瞬間ですよね。
忙しいままに追われるように過ごして、
ただ何となくせっかちに、食事を済ませてしまうことも珍しくないけれども、
お肉あるいはお野菜を育ててくれた人、運んでくれた人、料理してくれた人、
そして、食べ物そのものの命を頂いているということ、
その命には太陽や雨、大地、全部が含まれていることに気づくと、
沢山の命や想いを、頂いていることがわかります。
また、食べている瞬間の感覚は全て、
私たちが今確かに、こうして生きている証です。
今この瞬間の「食べる」「味わう」を丁寧に感じると、
それは喜びと幸せそのものとなって、こころとからだを癒し、
全ての存在への感謝の気持ちが、穏やかで安定した心の状態をもたらします。
ライブ中は、ご参加いただいた皆様にもそれぞれ、
好きな飲み物(白湯がオススメだけど、飲みたいんならビールでもOK)、
今の見たいお飲み物をご用意していただいて、それぞれに味わって飲んでもらいました。
実際の食べる瞑想にくらべると短時間ではありましたが、
物理的に離れていても、
こうして味わう時間を共有できることが、素敵なことだなぁと感じました。
ヨガの方では、脚全体を手で触れてほぐしていく筋膜リリースを行いました。
beforeafterで、前屈変化出ました、というコメントもあって、うれしかったですねぇ。
ポイントは、自分自身の体を労わるように、
慈しむように、優しく手で触れてほぐしていくこと。
体に対する気づきもまた、心の安定に繋がります。
アーカイブ動画配信中です。
脚の疲れや浮腫みが気になる方にもおすすめですよー
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